こんにちは!『痛みの取扱説明書』管理人のこばやし先生です。私は現役の接骨院長として、日々多くのスポーツ負傷や肉離れの患者様を施術しています。
ふくらはぎは、あらゆるスポーツにおいて最も肉離れが起きやすい部位の一つです。
「肉離れから早くスポーツに復帰したいけれど、再発が怖くて思い切り動けない…」
「練習中にふくらはぎに違和感がある。予防する方法はない?」
そんなとき、最も効果的なのが「正しいテーピング法」です。 しかし、ただなんとなくテープを貼っているだけでは、本来のサポート効果は生まれません。ふくらはぎの肉離れで一番重要なのは、「肉離れが起きやすいピンポイントの場所」を的確にサポートすることです。
今回は、臨床現場で私も実際に選手に巻いている「肉離れ予防・再発防止のための本格的なテーピング法」と、プロが現場で使う「絶対に失敗しないテーピングの選び方」を徹底解説します!
テーピングを貼る前に:間違ったテープ選びは逆効果!
ふくらはぎの肉離れ予防で効果を出すためには、薬局などでよく見かける白い「伸びないテープ(固定テープ)」ではなく、筋肉と同じように伸び縮みする「キネシオロジーテープ(伸縮テープ)」が必須になります。
伸びないテープを使ってしまうと、ふくらはぎが圧迫されすぎて逆に血流が悪くなったり、動いた瞬間にパチンと剥がれて意味がなくなってしまいます。
また、ふくらはぎをしっかりカバーするためには「50mm(5cm)幅」のテープを選ぶのが鉄則です。
私が実際の現場でも激しいスポーツ選手に愛用している、「ガチで動いても剥がれにくく、肌にかぶれにくいプロ仕様の伸縮テープ」のリンクを貼っておきます。まだ手元にない方は、まずはこの定番テープを用意しておくと間違いありません。
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ふくらはぎの肉離れが起きやすい「2つの危険地帯」
ふくらはぎの筋肉は内側と外側の2つに分かれていて、肉離れが起きやすい箇所はほぼ以下の2つに決まっています。
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ふくらはぎの内側・下の方: 腱から筋肉に変わる「筋腱移行部(きんけんいこうぶ)」という部分(※ここが一番多いです!)
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ふくらはぎの外側・上の方: 筋肉が大きく盛り上がっている部分
今回のテーピングは、ご自身が「違和感や痛みがある方」を重点的にサポートするように意識して巻いてみてください。効果が劇的にアップします。
赤い丸印のところが肉離れを起こしやすい部分
実践!ふくらはぎの肉離れを予防する3ステップテーピング法
それでは、具体的な貼り方を解説します。スマホで画面を見ながら、一緒に巻いてみましょう。
・ふくらはぎの内側の筋腱移行部か外側の上の方の筋肉部分をしっかりとサポートする。
テーピングを貼る前にテープの角を丸めておくと剥がれずらくなるのでおすすめです。

【ステップ1】ベースとなる3本の柱を貼る
1本目
かかとの裏からふくらはぎの上の方までテープを少し引っ張りながら真っ直ぐ貼ります。

2本目
かかとの裏から斜めに反対側のふくらはぎに向かって1本目と同じように少しテープを引っ張って貼ります。

3本目
かかとの裏から2本目のテープと交差するように反対側のふくらはぎに向かって1、2本目と同じように少しテープを引っ張って貼ります。

【ステップ2】不安な部分をピンポイントで補強する
痛みや違和感がある部分(ふくらはぎ内側部分の筋腱移行部や外側の上の方の部分)に6本ぐらいテープを交差するようにやや強めに引っ張りながら重ねて貼ります。
下から上に向けて貼っていきます。
テープを重ねる際は半分ぐらい重ねて貼ります。
ふくらはぎ内側の筋腱移行部に不安がある場合の張り方

ふくらはぎ外側の上の方の筋肉に不安がある場合の張り方


【ステップ3】全体を覆って仕上げる
ふくらはぎ全体をテーピングで被うように巻きます。
ステップ3のテープはやや強く引っ張って貼ります。

完成です。

⚠️ 皮膚がかぶれやすい人・毎回巻くのが面倒な人への「裏ワザ」
今回ご紹介したステップ3の「ふくらはぎ全体を覆うテープ」は、しっかり固定できる反面、スポーツで汗をかくと皮膚が引っ張られて「かゆみ」や「かぶれ」の原因になりやすいというデメリットがあります。また、毎日貼り替えるとなると、消耗品なので出費もバカになりませんよね。
そこで、私が臨床現場で強くおすすめしているのが、ステップ1・2までをテーピングで行い、仕上げのステップ3を「圧迫サポーター」に変更する【ハイブリッド固定法】です。
テーピングでピンポイントの補強をしつつ、上から医療用のふくらはぎサポーター(ダイヤ工業のGTコブラなど)でガチッと包み込むことで、お肌を守りながら、プロが巻いた以上の固定力を一瞬で作ることができます。
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毎回たくさんテープを巻くのが面倒…
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テーピングのコストを抑えて、毎日経済的にスポーツ復帰したい
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絶対に再発させない安心感が欲しい
という方は、テーピングと合わせて、当院でも大定番の医療用サポーターを1枚持っておくことを強くおすすめします。一生物の安心感が手に入りますよ。
まとめ:不安をゼロにして、思い切りスポーツを楽しもう!
ふくらはぎに少しでも不安があると、無意識にかばってしまい、他の部位を痛めたりスポーツのパフォーマンスが落ちてしまいます。
正しい伸縮テープを選び、肉離れの危険地帯を的確にサポートすることで、ケガの恐怖に怯えることなく、思い切り大好きなスポーツを楽しんでくださいね!
