シンスプリントとは?原因・症状・治療を解説

シンスプリントとは

シンスプリントとは、別名「脛骨過労性骨膜炎」と言います。脛骨というすねの骨を覆っている骨膜に負担が加わり過ぎることで炎症が起こっている状態です。シンスプリントでは、「骨を覆っている骨膜」に炎症が起こり痛みが出ているということです。

シンスプリントの原因

まず大切なのは、あなたのシンスプリントを引き起こしてる原因はなんなのか知ることです。
原因が分からなければ、それに対する処置の方法もわかるわけがありません。
そのため、まずシンスプリントを引き起こしている原因を知ろう。

シンスプリントの原因は筋肉が硬くなり骨を引っ張っているから

どこの骨でもそうですが、シンスプリントになるすねの骨にもたくさんの筋肉が付着しています。
そして、先程お話ししたように骨の表面は骨膜で覆われているため筋肉は骨膜に付着しています。
そのため、走ったりジャンプしたりすると筋肉は収縮して骨膜を引っ張ります。
走ったり、ジャンプをスポーツの練習で何度も何度も繰り返されると、何度も何度も骨膜が引っ張られて負担がかかり痛みが発生します。

シンスプリントの原因は、硬く緊張した筋肉によって収縮した際に骨膜が繰り返し引っ張られるからです。
つまり、硬くなっている筋肉を柔軟にしなければシンスプリントは改善しません。
そしてまた、筋肉が硬くなる原因を改善しなければシンスプリントは再発します。
なので、筋肉を柔軟にし筋肉が硬くなる原因を改善出来ればシンスプリントは完治するのです。

シンスプリントの症状

ふくらはぎの内側部の圧痛・運動痛・腫脹が主な症状です。
足首を底屈する動作で抵抗運動をすると痛みが増強します。
また、骨膜の炎症のためレントゲンには異常を認めないのが一般的です。

症状は、4つのステージに分けおり以下の通りになります。

  1. 最初は痛いが、ウォームアップをしているうちに消失する
  2. ウォームアップにより消失するが、運動終了付近で痛む
  3. 日常生活には支障がないが、運動時常に痛む
  4. 日常生活中を常に痛む

シンスプリントの治療

患部をアイシングする

アイシングをすることで、骨膜の炎症を抑えることが出来る。
アイシングをする際に湿布で冷やす人もいますが、湿布には鎮痛効果はあっても炎症を抑える効果は少ない。
まずは、炎症を抑えることがとても大切である。

電気治療を行う

電気治療の効果

  • 炎症を抑える
  • 鎮痛効果
  • 筋肉を緩める

炎症を抑える

電気治療をすることで骨膜の炎症を抑えることが出来る。

鎮痛効果

人間は痛みを感じてしまうと防御反応で筋肉をかためてしまう。筋肉がかたくなると骨膜を引っ張ることに繋がってしまうため、痛みを感じないことでシンスプリントの回復を促す準備ができる。

筋肉を緩める

電気を流すことで、筋肉を緩めることができる。筋肉の柔軟性を高めるために手技療法やストレッチを行っていくが、初期の頃は触れようとするだけでも痛く手技療法を行うのが困難な場合もある。そのような方でも、電気療法では痛みを感じずに筋肉の柔軟性を高めることが出来る。

超音波治療を行う

超音波治療の効果

  • 炎症を抑え、鎮痛効果
  • 筋肉を温めて緩める

炎症を抑え、鎮痛効果

超音波治療では、シンスプリントの治療初期には電気治療同様に炎症を抑え、鎮痛効果があります。

筋肉を温めて緩める

超音波治療では、浅い筋肉から深い筋肉まで温めて筋肉の柔軟性を高めてくれることが出来る。
シンスプリントに関係するふくらはぎの筋肉は何層にもなっているため深い筋肉は電気治療や手技療法では届かない場合がある。
そのため、超音波を使うことで効率よく深い筋肉まで温めて緩めることができる。

手技治療

手技治療では、患部周辺の筋肉の柔軟性を高めていきます。
触れるだけでも痛い方やすでに疲労骨折を起こしている方には、患部の状態に合わせて治療を行っていきます。そのため、痛みを我慢して施術を受けることはありませんの安心して下さい。

包帯で圧迫する

腫れを抑える

シンスプリントを我慢して練習していると重傷化してすねのあたりが全体的に腫れてくることがある。
これは、骨膜からの炎症が広がったことによるものである。
そのため、すべてのシンスプリントの患者さんではないですがひどい患者さんには包帯を巻くことがあります。

 

スポーツ復帰に向けてリハビリを行う(根本的な改善)

リハビリの開始時期は、患者さんに状態によって様々だが行えるリハビリからどんどん開始していく。
先程のニーイン・トゥアウトになる要因のページを見て頂ければわかるが、シンスプリントになる原因には股関節の柔軟性・体幹の安定力といったものもある。
そのため、シンスプリントの患部に負担がかからない体幹のリハビリなどは早い段階から開始していく。
なぜ、リハビリを早期より開始していくかというとスポーツ復帰を早めるためである。
シンスプリントが治るまで待ってからリハビリを開始してもいいのだが、その分だけスポーツ復帰が遅くなってしまう。
高校の部活動などは2年半と行える期間が短いため、少しでも早くスポーツ復帰することが大切だと思います。
また、復帰に向けてリハビリを行っていくことで身体の柔軟性が取り戻されたり、動きの制限やクセが修正され効率よい身体の使い方が出来るようになるため、復帰した時にパフォーマンスがアップしていることも珍しくありません。

シンスプリントの予防

チーム全体でシンスプリントが多発している場合には、練習内容や練習環境(地面の状態など)を確認するべきだと思います。
なぜなら、練習量の多さやアスファルトなどのクッション性のない環境でのランニングはシンスプリントが発症するリスクが高まるからです。

また、個人的な予防としていかの方法があります。

  • 練習後の下腿部の筋肉に対するストレッチやアイシング
  • フォームや姿勢の改善
  • インソール(中敷き)によるアライメントの修正

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