ねんざについて

足首捻挫の腫れを早期に引かせるために必要な固定法

今回は足首捻挫の腫れを早期に引かせるためには必要な固定を紹介します。

スポーツをやっているときや日常生活で足首を捻ってしまうと、足首の靱帯が伸びてしまったり、部分的に断裂してしまい、痛めた靱帯から出血が起こり腫れが出てきます。
足首捻挫の治療で重要なのは足首の腫れをいかに早く抑えるかです。
足首の捻挫だと腫れていても捻挫ぐらいたいしたケガではないと思う人も多く、湿布を貼って様子をみる人もいますが、それだと腫れが引きづらくなってしまい、治るのが遅くなってしまいます。
腫れを抑えるのに最も重要なのは固定で、腫れを早く抑えることで靱帯の回復が早まり、治るまでの期間も早くなります。
足首捻挫は損傷程度によって3段階に分かれており、その程度によって固定法が変わります。

軽度:足首の靱帯が伸ばされた状態で、靱帯自体はほとんど断裂していない。
靱帯が断裂していないため痛み、腫れも少なく、足関節の不安定性はほとんどみられない。
靱帯の断裂はありませんが、靱帯自体に炎症があるのでパッドで痛めた靱帯部分を圧迫しながら包帯で固定することで腫れがすぐに引きます。

中度:靱帯の部分断裂で、痛み、腫れが強く、足関節の不安定があり、足をひきづった歩行になる。
腫れが強く出るので、固定具を使ってしっかり固定することで部分断裂した靱帯が安静に保たれることで腫れが早く引きます。
 
プライトンという固定具を使って足首が動かないようにしっかり固定

重度:靱帯が断裂していて、痛み、腫れも中度より強く、内出血もみられる。
足関節の不安定も著明にみられ、足を着くことができない。
中度以上の腫れが出るので、中度と同様の固定か、ギプス固定が必要な場合もあります。
中度と同程度かそれ以上のギプス固定が必要

また重度の場合、松葉杖を使用することでさらに断裂した靱帯が安静に保たれ腫れが早く引きます。
捻挫ぐらいで松葉杖はおおげさと思う人も多いのですが、松葉杖を付くのと付かないのでは驚くほど腫れの引き方が変わります。

足首の捻挫直後から足首の固定でテーピングやサポーターをしている人もいますが、テーピングやサポーターは固定をしているわけではないので注意が必要です。
テーピングやサポーターでも多少制限はされますが足首は動いてしまうので靱帯の安静が保たれず、損傷した靱帯から炎症が多く出てしまうので腫れは引きづらくなってしまいます。
足首を捻った後にしっかり固定をして、軽度の損傷であれば一週間ぐらい、中度、重度であれば2~3週間ぐらい固定をしたあとにサポーターに変更していくのであれば問題ありませんが、始めからテーピングやサポーターをするのは治るまでの期間が長くなってしまうので気を付けましょう。
 

足首の捻挫はケガをした直後からどのような固定を行うかで腫れの引き方が変わり、腫れがすぐに引くことで足首の捻挫が治るまでの期間も変わってくるので、靱帯の損傷程度に合わせた固定が大切です。

ABOUT ME
小林 勇太
葛飾区こばやし接骨院院長。柔道整復師の国家資格を保有。野球やサッカー・バレーボールなどのスポーツの現場で活動していたためスポーツ障害・外傷の症例経験が豊富。葛飾区こばやし接骨院の院長をしている小林勇太院長のブログです。