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ふくらはぎ肉離れとは?
ふくらはぎ肉離れとは、ふくらはぎの筋肉を損傷した状態で、ふくらはぎの筋肉が急激に伸ばされた時に発生します。
ふくらはぎの筋肉は、「下腿三頭筋」と呼ばれており「腓腹筋」と「ヒラメ筋」という2つの筋肉で構成させています。
外側に腓腹筋という筋肉があり、その奥にヒラメ筋という筋肉があります。
ふくらはぎの肉離れとは、主に腓腹筋の肉離れです。
ふくらはぎ肉離れの原因
ふくらはぎ肉離れの原因は、ふくらはぎの筋肉に急激な伸ばされる力が加わることで発生します。
この急激に伸ばされる力にふくらはぎの筋肉が耐えきれずに、ふくらはぎの筋肉が損傷してしまうのです。
ふくらはぎを肉離れをする主な動作は、ダッシュ・ジャンプ・切り返しなどの動作が多くの原因になります。
スポーツ中だけではなく、日常動作においても階段を走って降りる・急に走り出すといった動作が原因となる事もあります。
ふくらはぎ肉離れの好発部位
ふくらはぎの肉離れが、よく起こる部分は腓腹筋の中でも内側にある内側頭の中間部です。
次に、多く発生するのが腓腹筋の外側頭の上部です。
ふくらはぎの肉離れといったら、この二カ所以外ないといっても良いくらいの好発部位になります。
ふくらはぎ肉離れの症状
ふくらはぎを肉離れすると、
- 走るとふくらはぎが痛い
- ふくらはぎを押すと痛い
- ふくらはぎに内出血が出る
- ふくらはぎの一部にへこみがある
などの症状が現れます。
損傷程度が強いと、内出血が強く出たりふくらはぎにへこみを認めることがあります。
また、痛みの出る動作をしてつま先立ちのような動作をすると痛むことが多いです。
ふくらはぎ肉離れの治療
ふくらはぎ肉離れでは、肉離れをした直後であればアイシングが重要になります。
アイシングをすることで、筋細胞からの出血を抑えることが出来るため悪化の防止に繋がります。
また、包帯などに圧迫するのも効果的です。
損傷した筋肉を寄せてあげることで、筋肉の修復を手助けし筋肉の負担を軽減出来るため回復が早まります。
ふくらはぎ肉離れの全治
ふくらはぎ肉離れの全治は、ふくらはぎ肉離れの損傷程度によって異なります。
ふくらはぎの肉離れは、主に3つ損傷程度で分類されます。
軽度なふくらはぎ肉離れのⅠ度損傷の全治は、1週間~2週間になります。
微細損傷がある程度の肉離れのため、そんな期間はかかりません。
中程度のふくらはぎ肉離れのⅡ度損傷の全治は、4週間前後になります。
部分的な損傷がある肉離れになるため、それなりの期間を要します。
この程度の肉離れは、発生することが多いと思います。
重度のふくらはぎ肉離れのⅢ度損傷の全治は、6カ月前後になります。
完全断裂をしている肉離れのため、長期の期間を要します。
ふくらはぎ肉離れのリハビリ・予防
ふくらはぎの肉離れのリハビリは、痛みや腫れが落ち着いてきたら開始していきます。
まずは、軽い負荷から少しずつ行っていき徐々に負荷を高めてふくらはぎの筋力と柔軟性を高めていきます。
ふくらはぎの肉離れのリハビリとして、効果的な方法としてカーフレイズです。
やり方の動画を載せておきますので、ご覧下さい。