打撲(打ち身)とは?症状・治療・合併症を解説

打撲(打ち身)とは?

からだをぶつけたり打たれたりして、軟部組織が損傷したものを打撲といいます。
軟部組織に、骨は含まれないため骨折や骨挫傷などは打撲には含まれません。
そのため、打撲は筋肉や脂肪といった皮下組織を痛めるものになります。
もし、お腹などを打った場合は内臓損傷の恐れがあるためすぐに病院を受診して下さい。

万が一、打撲してしまった場合の処置は?

冷静に安静にしましょう!

打撲してしまったら、まずは安静第一です。
無理にその場から動かずにその場で座ってしまいましょう。
また、タオルなどで固定が出来る部分であれば固定をして安静に!

状況を確認!

少し落ち着いてきたら、自分がぶつけて部分を確認して見て下さい。
腫れていますか?
打撲でも腫れてきますが、骨が折れていると強く腫れてくるためパンパンに腫れている場合は骨折している可能性があります。
ですので、「あれ?パンパンに腫れてきた」と思ってきたら必ず整形外科を受診してレントゲンを撮ってもらって確認して下さい。

氷で冷やしましょう!

まずご自身で、1番始めに行わなければいけないことはアイシングです。
打撲にしても骨折にしても痛めた組織から出血が起こり炎症が起こっています。
そのため、アイシングを行い炎症を抑えて下さい。
アイシングをすることで、血管が収縮して出血を抑えてくれるため炎症を最小限に抑えることが出来ます。

打撲の症状とは?

損傷を受けた部分が痛み、赤くなって腫(は)れます。
皮下出血(ひかしゅっけつ)をおこすことが多いのですが、外傷直後にははっきりせず、1日から数日して暗紫色となってわかることがよくあります。
これが、「あおたん」と呼ばれる青アザが出来る原因になります。

打撲の治療

打撲部位をすぐに冷やして、包帯などで圧迫します。
そして、心臓より高いところに挙げて安静にするのが第一になります。

打撲の治療において、RICE処置がとても重要になります。

RICEとは、

  • R・・Rest 安静
  • I・・Icing 冷やす
  • C・・Compression 圧迫
  • E・・Elevation 挙上

の4つの処置を行うことで、組織の腫れとむくみ(腫脹(しゅちょう)と浮腫(ふしゅ))、内出血を抑えてくれます。

一般的な軽度な打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定を施行すれば1週間~2週間で完治します。

 

吐き気やめまいがあればすぐに病院へ

また、打撲した部分が腹部や胸部などの場合は内臓損傷の恐れがあるため、痛みと一緒に吐き気などの症状をきたす場合にはすぐに病院を受診するようにして下さい。

打撲の合併症

ひどく打撲してしまうと、合併症を引き起こしてしまうことがあるため注意しなければいけません。

コンパートメント症候群

損傷された筋肉内の出血や腫脹が高度となった場合、その筋肉の内圧が増大し、血行障害を起こします。
その結果、筋肉の壊死・神経障害をきたして、重大な後遺障害が発生します。
比較的まれな合併症ですが、我慢できない激しい痛み、皮膚の水疱を伴う高度の腫れ、知覚障害や運動麻痺などを認める場合、早急に適切な処置を行う必要があるため病院を受診して下さい。

打撲後のしこり

打撲したところに、「しこり」が出来てしまうことがありますが心配はいりません。
これは、痛めた部分が治る際に起こる繊維化という現象によって起こるものです。
繊維化は、少しでも傷を小さくして早く治すための生体防御の仕組みになります。

つまり、打撲だけでなく、切り傷においても、治癒の際には引きつれや線維化が生じるので、体の奥深くで起こった線維化はしこりとして感じるということです。
ですので、打撲の後のしこりは、危険のサインではなく正常な反応といえるでしょう。

打撲した部分が関節周辺の場合は後遺症に注意!!

打撲した部分が関節周辺の場合には注意が必要になります。
先程お話ししたように、痛めた部分が治る際に繊維化が起こるのは自然なことです。
しかし、その繊維化が関節周辺で起こると、関節組織が部分的に癒着を起こしてしまったり、しこりが関節機能を司る組織の運動を阻害してしまい関節拘縮を起こしてしまいます。最悪の場合、後遺症が残ってしまうこともありますので注意しましょう。
関節拘縮を起こすと、半年~1年ぐらい治療にかかってしまう場合もあるので、関節周辺の打撲は早急にご通院して下さい。

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