踵骨骨端症(セーバー病)とは?原因・症状・治療を解説

踵骨骨端症(セーバー病)とは

小学生低学年~中学生の子供に発症する踵の痛みを踵骨骨端症といいます。
別名「セーバー病」と呼ばれ、踵骨の先端部に衝撃や圧力が加わることで骨に微細な骨折が起こったり骨膜に炎症を発症する障害です。
成長期の子供の踵骨には、骨端核と呼ばれる軟骨で覆われた脆弱部位があり、そこに負担がかかり発症します。

踵骨骨端症の原因

踵骨骨端症で痛みが出る原因は、成長期しかない骨端部に負担がかかることで痛みが出ます。
子供の骨は、大人の骨の違い骨が伸びるために骨端部といって骨の端が分かれています。

この分かれた骨端部には、ふくらはぎから繋がるアキレス腱や足の裏にある足底筋膜などといった筋肉が付いています。
ジャンプやダッシュを繰り返すことで、ふくらはぎや足の裏の筋肉が硬くなってしまうと、これらの筋肉が柔らかい骨端部を引っ張り続けてしまい痛みが起こるのです。

踵骨骨端症は成長痛ではなく成長期にある骨端部に負担がかかってしまうことで起こる痛みなのです。
そのため、この骨端部に負担がかからないようにすれば痛みはなくなるのです。

踵骨骨端症の症状

踵骨骨端症になると、

  • かかとを押すと痛い
  • 走ると痛い
  • ジャンプすると痛い

などの症状があります。
この症状は、小学生ぐらいの子供に多く発生するため成長痛などと成長期だから仕方のない痛みと間違った認識をされてしまうことがあります。

しかし、踵骨骨端症は成長期だから必ず起こる痛みではありません。
大人になるまでにすべての人が痛くなるわけではないのです。
では、どのような原因によって痛みが発生してしまうのでしょうか?

踵骨骨端症の治療

急性期は、運動を中止して安静にしましょう。
痛みが落ち着いてきたら、かかとの骨端核に付くふくらはぎの筋肉や足の裏の筋肉のストレッチを行う事も効果的です。

治療の初期は、ヒールカップなどで痛みを緩和させる

このようなクッションをかかとに入れてあげることで負担が減り痛みが弱くなる

かかとに痛みがあると、足を着くのもとても苦痛になってしまいます。
しかし、学校への通学や家の中など歩かないわけにはなかなかいきません。
ですので、炎症がある程度治まってくるまではかかとにジェル状にクッションを入れて上げることで負担を軽減し足を付けるようにしています。
かかとにクッションを入れて上げることで来院時は足を引きずっていた子供も帰りには普通に歩いて帰っていくこともあります。

扁平足などの負担がかかりやすい状態を根本的に改善する

痛みが治まってきたら、根本的な改善をしていきます。
踵骨骨端症が発生する子供の80%には、扁平足があったなどという報告があるようにそもそも足の裏やふくらはぎに負担がかかりやすい環境にカラダがなってしまっていることが多いため根本的な原因を改善していきます。

 

 

〈扁平足だと負担がかかりやすい理由〉

足の裏側には、3つのアーチがあります。
この3つのアーチがあることで足の裏から加わる負担を分散しています。
しかし、扁平足になってしまうとこのアーチが潰れてしまうため足の裏から加わる負担が分散できないため、その負担をすべてカラダに加わってしまいます。
そうすることで、足の裏やふくらはぎの筋肉のなどのいった部分に加わる負担も増えるため筋肉が硬くなってしまうのです。

 

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