足首捻挫を早く治す治療法


今回は、足首捻挫を最短で治す治療法を紹介しよう。
スポーツや日常生活などで足首の捻挫をしてしまった場合、「一日でも早くスポーツ復帰したい」また「元通りの日常生活に早く戻りたい」と思うはずだ。
では、どのようにすれば早く治すことが出来るのだろうか?
まず第一に大切なことは、固定である。
骨折と聞くと、みな固定をするイメージがあるが捻挫と聞くと湿布を貼るだけで終わりになってしまうケースが多い。
この湿布だけが捻挫の回復を遅らせている。
捻挫とは、関節を安定させている靱帯を痛めているため固定をしないと靱帯に負担がかかり回復を妨げるのだ。
このように、捻挫を最短で治すために重要なポイントがあるので紹介していきたいと思う。

目次

足首捻挫から早期に復帰するための治療法

1、捻挫とは?

捻挫とは、骨と骨と繋ぐ靱帯(じんたい)が無理矢理引き延ばされてしまい傷がついてしまったり切れてしまうケガのことです。
そのため、捻挫は骨と骨が繋がる関節部にしか起こりません。
また、靱帯を痛めているので靱帯損傷と言われる場合もあります。
捻挫と言われると軽く感じがして、靱帯損傷と言われるとひどい感じがしますが、同じケガのことを指します。

2、捻挫の程度は三段階に分類される

捻挫の程度は、三段階に分類される。
捻挫の程度のよって、靱帯が回復する期間やリハビリを開始する期間などが変わってくるため靱帯の損傷を正確に把握することは治療においてとても大切である。

捻挫の程度の分類

軽度:靱帯が引き伸ばされた状態。腫れや内出血を認めることも少なく、運動をすると違和感や不快感、痛みを感じる。
1~2週間程度でスポーツ復帰が可能。

中度:靱帯が部分断裂している状態。腫れや内出血を認めて歩行などは可能だが痛みを伴う。痛みのため、運動は出来ない。
4週間程度でスポーツ復帰が可能。

重度:靭帯が完全断裂している状態。腫れや内出血を著明に認めて歩行などが不可能で足が着けない。状態によっては、手術で再建する場合も。
数か月でスポーツ復帰が可能。

3、万が一、捻挫してしまったら自分で出来ること

捻挫してしまったらすぐにアイシングをすること

運動をしている最中や道を歩いている時など、捻挫をしてしまったがすぐには医療機関に行けない場合などあると思います。
そんな場合に、医療機関に行くまでに一つご自身でやってもらえると早期回復に繋がることがあるので紹介したい。
それは、アイシングである。
アイシングすることで、患部の炎症を抑えることが出来る。
患部の炎症が広がるのを抑えることで、痛んでない靭帯や筋肉の二次損傷を抑えたり、腫れが出るのを最小限に抑えることが出来る。
そうすることで、ケガの状態を最小限に留めることが出来るので早期回復に繋がるのである。
また、アイシングは必ず氷水でやってもらいたい。
保冷剤などで行う方がいるが、保冷剤ではアイシングとしての効果はとても薄くなってしまう。
アイシングに関しては、「捻挫をしてしまったとき早期回復に繋がる応急処置」のアイシングに詳しく記載してありますのでご覧ください。

4、足首捻挫を早く治すために重要なポイント

4-1、足首をしっかり固定をする

足首の固定捻挫と聞くと、たいしたことがないと思われてしまうことがとても多い。
そのためか、湿布を貼って様子を見るという方はとても多いです。
しかし、骨折じゃなく捻挫だからケガが軽いということはありません。
骨折と捻挫の違いは、痛めているものが骨なのか靭帯なのかの違いなだけで同じケガには変わりないのです。
また、靭帯は関節の安定を作ってくれるものなので固定などをせずに歩いていると靭帯に負担がかかるため靭帯の回復が遅くなります。
そうならないためにも、足首をしっかり固定をして靭帯に負担がかからない状態で生活することが重要になります。

4-2、ケガ直後より足を着いて歩く

ケガ直後から足を着いて歩くというのは、痛みを我慢してたくさん歩けというわけではありません。
あくまで、固定をして靭帯に負担がかからない状態を作って歩いて頂きたいということである。
なぜ、ケガ直後より足を着いてほしいかというとそれは筋力の低下・関節の拘縮・足の裏にあるバランス感覚のセンサーの低下をさせたくないからである。
足を着かない期間が長くなればなるほど、これらの機能は低下してしまう。
低下が著しくなればなるほど戻すまでに時間がかかってしまう。
ということは、リハビリの期間が長くなってしまいスポーツ復帰までの期間が延びてしまう。
早く治すためには、こういった機能の低下を抑えることも重要になる。
そのため、適切な固定をして痛みなく歩ける状態を作り歩かせることが重要になります。
(損傷の程度によっては、固定をしてもケガ直後から足が着けない場合もあるため状況を見ながらのこともある)

4-3、様子を見ずに早めに医療機関を受診する

よく自己判断で様子をみる方が多いが、すぐに一度は医療機関を受診したほうが良い。
この最初の判断が、大きく回復を遅らせる要因になりうるからである。
ここで様子を見たことで回復が遅れた例を紹介しよう

<捻挫後様子を見たことで回復が遅れた例>
3月30日、サッカーをしている際に足首を捻り捻挫をしてしまった。
痛みがあったものも、痛いけど歩けるので骨には問題がないと判断し様子を見ることにした。
翌日、朝起きたらくるぶし周りが腫れてきていた。
腫れていたので湿布を貼っておいた。
3週間経っても痛みと腫れが引かないため接骨院を受診した。

このようなケースは、とても多い。
様子を見たことで回復が遅れてしまったのである。
なにが原因で回復が遅れてしまったか説明しよう。

足首捻挫の回復が遅れてしまった理由①炎症が広がってしまった

ケガ直後の応急処置をしなかったために、炎症が最大限まで広がってしまったことが一つ原因である。
炎症が弱ければ弱い程、二次損傷といった損傷の範囲を抑えられるため範囲が狭ければ回復までの期間が短くなる。
炎症の範囲を広げないように、ケガ直後からアイシング・電気治療・固定などをいった処置を行うことがとても大切なのだ。

足首捻挫の回復が遅れてしまった理由②腫れのせいで血流の流れが悪くなった

足首捻挫後に腫れを抑えないと回復が遅れてしまう原因の1つになってしまう。
腫れが患部周辺に残っていると、患部の循環状態が悪くなってしまう。腫れが、血流の流れを妨げてしまうのだ。
そうなることで、痛めた靱帯に血液を通して栄養素が回ってきづらくなってしまうため回復が遅れてしまうのだ。
腫れを出さないように初期処置(アイシングや固定など)を行ったり、腫れを早く引かせるために治療を行うことがとても大切だ。

このような理由からも、様子を見ずに1度は医療機関を受診し専門家に判断してもらって初期処置をしてもらったほうが良い。
また、ケガ直後から歩けるためや靱帯に負担をかけないためにも専門家にしっかり固定してもらったほうが良い。

5、捻挫が治らない方には理由があります

捻挫を早く治すためにポイントについて紹介したが、捻挫直後から早く復帰したいのではなく捻挫してからなかなか治らずに困っているという方も少なくはないのではないか。
その場合には、また違った要因が関与している。
そんな捻挫が治らない方に多い原因を紹介しよう。

捻挫が治らない理由①骨の位置が正常にない

足首を捻挫すると、足首の関節がとんでもない方向にもっていかれてしまいます。
その瞬間の力によって、足首の骨の位置関係が乱れてしまう場合がある。
その場合は、整復をして骨の位置関係を正常に戻さなければならないが整復しないと骨の位置関係が乱れたままになってしまう。
そのままでは、関節面がきれいに一致した位置にないため関節がスムーズに動かなかったり、動かしている際に関節がぶつかって痛みが出てしまうことがある。

捻挫が治らない理由②関節の動きが正常に動いていない

よくみなさんが想像する足首と呼ばれる関節は、正式には距腿関節と呼ばれる。
右にある図で○が付いている部分が、距腿関節である。
ふくらはぎの骨(脛骨・腓骨)と距骨と呼ばれる骨が繋がっている関節である。
このよく足首と呼ばれる距腿関節には、1つ大きな特徴がある。
この距骨と呼ばれる骨には、筋肉が付着していないのである。
なので、捻挫してしまいこの関節の動きが悪くなってしまい、この関節の動きをよくしようと自分で思ってもなかなか出来ないのである。
なぜなら、筋肉が付いていないのだから自分でもどうにもできない。
そのため、この距腿関節が正常に動いていない場合は治療をしてもらって動きを出していくことが重要である。

捻挫が治らない理由③リハビリを行っていないもしくはうまくいっていない

足首捻挫後は、必ずどんな捻挫でも少しはリハビリが必要である。
必ず、捻挫後は足首周りの筋肉が低下したり、足の裏にあるバランスを司るセンサーの働きが悪くなっているからである。
そのため、このような筋力や機能を元に戻すためにリハビリをしなければならない。
また、うまくいっていないというのはリハビリを行っていく内容が人によって違うからである。
例えば、50歳代の主婦の方で日常生活に支障がないぐらい良くなれば良い方と20歳代でサッカーをバリバリやっている方ではリハビリの負荷が全然違うからである。
また、サッカーのような切り返しに耐えられる足首とバレーボールのように高くジャンプした後にしっかり着地出来る足首では、行っていくリハビリが変わるのである。
このように、あなたが目指している目標に向かってリハビリが行われていなければ捻挫は治らないのである。

すべてではないが、このような理由で捻挫が治らない方は非常に多い。
この3つに当てはまるようであれば、もう一度治療を見直して治療を受けてみると良くなっていくだろう。

6、足首捻挫を早く治す治療法

6-1、痛めている靭帯、筋肉を見極める

足首捻挫の疼痛部位

黒い×印の部分がよく捻挫した時に痛める部分

足首にはくるぶしの内側、外側や足の甲にたくさん靭帯があり、足首周辺には筋肉もたくさんあります。 捻り方や捻った角度などでいろいろな靭帯や筋肉を痛めます。 また足首を捻挫してしまったときに、くるぶしや足の甲の骨が靭帯や筋肉に引っ張られて、剥離骨折をおこすこともあります。 痛めている靭帯や筋肉によって固定の仕方も変わってきます。またどの靭帯や筋肉が痛めているかわかることで、患者さんにどれぐらいで治るかを伝えることもできます。まずはどの靭帯や筋肉を痛めているのかを正確に見極めていきます。

6-2、アイシングを行う(ケガの直後2~3日)

足首アイシング痛めている靭帯などがわかったら、痛めている部分をアイシングして、患部の炎症や腫れを抑えます。
炎症をすぐに抑えないと、痛んでいない周りの靭帯や筋肉などにまで炎症が波及してしまいます。
またアイシングをすることで、腫れが大きく出てしまうことを防ぐことが出来ます。
腫れが大きく出てしまうと、足首の関節の腫れが取れづらくなり、関節が硬くなりやすくなってしまいます。

6-3、電気治療を行う

足首電気治療電気治療を行うことで、「痛みを早期に除去する」、「腫れを抑える」、「血流を改善」、「筋肉の緊張を和らげる」ことなどができます。

当院の電気治療器はプロスポーツ選手が使用していたり、オリンピックなどの世界大会でも活躍する、ケガを早く治すのに特化した電気を使用しています。

 

6-4、超音波治療を行う

足首超音波治療足首を捻ってしまった急性期には、痛みや炎症を早く抑える鎮痛効果や腫れをすぐに引かせる効果があります。 また炎症が落ち着いてきたら、超音波は温めることも出来るので、温めることにより痛めた靭帯や筋肉の血流を良くすることで、靭帯や筋肉の回復が早まります。

超音波治療器も流し方や動かし方で効果が全く変わってきます。当院では国家資格を有した専門家がマンツーマンで超音波治療を行います。

 6-5、足首を固定をする

足首の捻挫で固定の重要性

足首の固定足首を固定することで靭帯が安静に保たれ、負担がかからないようになります。足首の安静が保たれていると炎症、腫れなどが早くおさまり、回復が早まります。
また固定をしっかりすることで、痛みなく体重をかけられるようになり、筋肉の低下や足首の柔軟性が低下することを防ぐことが出来きます。足首を捻ると歩くときに足を引きずってしまうことが多いですが、それで足を着かないように歩いていると、筋肉の低下や足首の柔軟性が落ちやすくなってしまい、結果的にリハビリなどに時間がかかってしまいます。当院では患者さんの生活に合わせ様々な固定を行うことができます。
固定の重要性について詳しく知りたい方は、「捻挫をするとなぜ固定が必要なの?」をご覧ください。

6-6、早期からのリハビリを行う

足首リハビリ当院では、一般の方でもスポーツ選手であっても、早い段階からリハビリを開始していきます。 靭帯が完全に回復するまでリハビリを待っていると、筋肉の低下や関節が硬くなってしまい、リハビリに時間がかかってしまいます。 痛みの出ない範囲でリハビリをおこなうことで、普段の日常生活に早く戻ることが出来たり、スポーツに復帰するのが早くなります。

またスポーツ選手は段階をあげながらリハビリ強度をあげていきます。スポーツに復帰出来るまで強度をあげてリハビリをしていかないと、復帰したときに再度ケガをしてしまったり、パフォーマンスが落ちてしまいます。
足首の捻挫に効果的なリハビリについては、「足首捻挫後に早期復帰できるおすすめの7つのリハビリ」をご覧ください。

最後に…

足首の捻挫は治療などをしなくても大丈夫だと軽いケガだと思われがちですが、治療が遅れたり、治療をしなかったために将来足首の関節が変形してしまって、「体重をかけると痛む」、「スポーツをした後に腫れて痛む」、「思ったようなプレーが出来ない」、「しゃがめない」、「長く歩くと痛む」などスポーツはもちろんですが、日常生活にも不自由が出ることあったり、また固定などをおこなわなかったために腫れなどが残ってしまったりとやっかいなケガなのです。 たかが足首を捻っただけとは思わず、しっかりと治療することが大事です!

葛飾区こばやし接骨院では、最新の治療機器と数多くの足首捻挫の臨床経験により足首捻挫を早期に改善します。

こばやし接骨院の治療についてはこちら

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

受付時間:平日は夜9時30分まで受付!
受付時間:平日は夜9時30分まで受付!