野球肘後方型を治すための必要な知識と治療について


野球をしていてボールを投げる時に肘の後ろが痛くなっていませんか?
野球肘と聞くと、肘の内側や外側をイメージする方が多いと思いますが、肘の後方が痛くなる野球肘もあるんです。
このページでは、野球肘の中でも後方型について詳しく説明していきます。

肘の後方が痛む野球肘について

1.野球肘とは?

野球肘とは、ボールを投げたときやその後に肘がズキズキと痛みます。
肘の内側や外側などを指で押したり、肘を反らせたりしても痛みを感じます。
状態が悪化していくと肘の曲りや伸びも悪くなる場合があり、運動に制限が出てきます。

2.肘の後方が痛むタイプの野球肘 

肘の後方が痛む野球肘は、大きく分けて2つのタイプに分けることが出来ます。
まずは、その一つ一つについて説明していきます。

2-1.肘の後方が痛むタイプ①肘頭窩インピンジメント肘頭疲労骨折

肘頭窩インピンジメント肘頭疲労骨折とは、繰り返し投球時に肘が伸ばされることで肘の関節を構成している骨同士が衝突し疲労骨折を起こしてしまう症状です。
 右の図のように、肘関節の後方は尺骨と上腕骨と呼ばれる骨が繋がり関節になっています。
そして、よく見ると尺骨という骨の先には肘頭と呼ばれる部分があり肘と伸ばしていくと上腕骨にある肘頭窩というくぼみに肘頭が納まります。
この部分で骨が衝突を繰り返すことで、骨に負担が何度も何度も加わり骨が疲労骨折を起こし痛むのです。

2-2.肘の後方が痛むタイプ②肘頭部骨端線離開

肘頭部骨端線離開は、成長期の子供にしか起こりません。
成長期の子供の骨には、骨端線といって骨が成長する部分があります。
そのため、肘の後ろに付く上腕三頭筋の牽引によって骨端線が引き離されてしまったり、上記のような骨が衝突することで骨端線が引き離れてしまい痛みます。

3.後方型野球肘になる原因

どうして、後方型野球肘になってしまうのでしょうか?
どのような理由により後方型野球肘が発生してしまうのかを紹介します。

3-1.投球フォームに対する誤った認識

当院に来院してくる野球肘で悩む子供にボールを投げるときにどのような意識を持って投げているかと聞くことがあります。
そのときによく聞くのが「肘を前に出して投げるようにしています」「肘を前に出しなさいと指導されました」といった肘を前に出す意識です。
この意識は、一つ間違えると後方型野球肘を助長します。
先程、後方型野球肘は肘を伸ばした際に骨同士が衝突することで発生するとお話しました。

では、肘を前に出して投げるとしたらどのように投げますか?

多くの方が、肘を深く曲げて肘を前に突き出すように投げるのではないでしょうか?
そうすると、その後ボールを投げるためには深く曲げた肘を伸ばしてボールを投げることになります。

本来は、肘を前に出す意識ではなく投球時に胸が張れて腕が遅れて出てくることで勝手に肘から出てくるのです。
これを肘だけで行ってしまうと良くないのです。

このような投球フォーム対する誤った認識が後方型野球肘を引き起こすことがあります。

3-2.誤った変化球の投げ方

最近の子供は、多くの変化球を投げます。
昔では、カーブやチェンジアップぐらいの変化球でしたが、最近の子供はカットボールやフォークやスライダーなど多くの変化球を投げるようになっています。
中でも、縦スライダーを投げる子供は後方型野球肘に注意が必要です。
縦に曲げる変化球を投げるときに、肘を伸ばす力を利用して投げる子供はとても多い印象を受けます。
この投げ方も後方型野球肘になる原因になります。

たしかに、肘の伸ばす力を利用すると誰でも縦の回転を掛けやすいため簡単に変化がかかるこの使い方をしてしまうのです。

このような安易な変化球が後方型野球肘を引き起こすことがあります。

4.野球肘を治す治療法

後方型の場合は、疲労骨折や骨端線離開など骨に支障をきたしてしまうケースがとても多いです。
そのため、骨に異常がある場合は固定をして骨の回復に努める必要があります。
骨の回復を促すために電気治療を行っていきます。

詳しい治療法につきましては、「野球肘を早期に根本的に治す治療法」に記載してありますのでご覧ください。

野球が出来ない期間をどう過ごすかがとても重要

野球肘になってしまい、ひどい場合には野球を休まなければいけない場合があります。
しかし、何もせずに肘の回復を待つのは、とてももったいないのではないかと当院では考えます。
野球が出来ない期間こそ、自分のカラダと向き合ういい機会なのです。
ボールが投げられない間に、自分の問題点(肩や背中・股関節の柔軟性の低下)を改善することで野球に復帰しても再発するリスクはなくなりますし、カラダが変わることでカラダの悪いクセや運動制限がなくなるため本来のカラダの使い方を取り戻し、練習してないのに球速などパフォーマンスが上がることもあります。

保護者の方へ

親御さんにとっても子供の肘が痛いと、とても心配だと思います。
そして、野球の場合チームスポーツのため自分のせいで仲間に迷惑をかけてしまうと思うこともしばしばあるのではないでしょうか。

だからこそ、野球肘を早期に改善しなければなりません。
野球肘の場合、適切な処置を早く行えば行うほど早期に回復します。

大好きな野球を思う存分やるために、早く野球肘を治しましょう。
私たちが一緒に良くしていきます。ご質問やご相談がありましたら、葛飾区こばやし接骨院にご連絡ください。

こばやし接骨院の治療についてはこちら

 

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